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世界トップをいく日本のステンレス製造・流通業界にあって、阪和工材はNo.1商社としての販売実績を誇っている。なぜNo.1になり得たのか?
その理由は2つある。
一つ目は、他社に先駆け、関東圏へ進出したこと。市場規模の大きな関東圏を網羅する営業ネットワークを築き上げ、顧客を次々と開拓していったのだ。現在、阪和工材のネットワークは全国21カ所におよんでいる。
二つ目は、早くから自社の加工機能を充実させてきたこと。ステンレス製造は大量生産が市場競争力に直結する業種である。従ってメーカーが個々の加工ニーズにすべて対応するには無理があり、流通を担う商社が加工機能を持つことは、いわば必然であったわけだ。阪和工材はそこにいち早く着目し、全国に4つの加工工場を展開。先進の設備群を導入して厚板から薄板まで、さまざまな加工ニーズに対応しうる体制を整えてきたのだ。
このように、ユーザーの近くで、迅速かつ的確に対応できる、理想的な供給体制を築き上げたことが阪和工材の大きな強みになっているのだ。 |

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阪和工材のユーザー層はきわめて幅広い。流し台から原子力発電所まで、また従業員数名の町工場から国内屈指の大企業まで、販売先窓口数は約7000にものぼる。主要な販売分野は、厨房機器と建設資材分野だ。だが、これとて二つ併せても全体の2割強を占める程度。特定業界に偏らない幅広い取引先を持っていることが、特徴の一つと言える。
一方、仕入先に目を向けると、阪和工材はステンレス製造大手の川崎製鉄と古くから緊密な関係を保ってきた。業界再編の流れの中で、二大勢力の一つの中心的メーカーである同社との関係は強力なバックボーンとなる。さらに、近年にシェアを伸ばしている韓国メーカーとの間にも、阪和工材は早くから取引関係を築き、輸入鋼を積極的に取り扱ってきた。
幅広い販売先と国内外の優良仕入先をもつ阪和工材は、再編と国際化の進むステンレス業界にあって、変化を捉え、いっそうの飛躍を図っていく。
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